夏の住まいを涼しく快適に。
昔から日本の住まいは、暑い夏を乗り切る為に様々な工夫をしてきました。
エアコンがなかった時代には、暑さを乗り切る一番の方法は「住まいに風
を取り入れる」ことでした。住まいに上手に「風」を取り入れて、環境にも
自分にも優しく、涼しく過ごす工夫をしてみませんか?
◇風の通り道をつくる
風は流れるものなので、窓を一箇所だけ開けても風の流れはできません。
風通しを良くすためには、窓は最低でも二箇所は必要です。
①対面または対角になるように設置すると、大きな風の流れができます。
②風の入ってくる窓を小さく開け、風の出る窓を大きく開けると、室内の
汚れた空気を効率よく排出することができます。
③窓の位置に高低差をつけると、上下の流れが出来て風のまわりがよく
なります。
風は、涼しさを感じるのはもちろんですが、他にも、室内の湿度を調節し、
カビやダニを防いだり、汚れた空気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れる
という大切な役割をします。
2022/05/23