住まいのヒント。「住宅の日焼け対策」
日当たりが良いことは快適な住環境のポイントの一つですが、
反対に、家の壁や床などが薄く(白く)退色、色あせてしま
う「住宅の日焼け」の悩みも発生しやすくなります。
紫外線による悪影響をできるだけ小さくする対策をご紹介します。
☆日焼けの原因を知る
私たちの皮膚を黒くする日焼けの原因になるのは「紫外線B波」、
住まいの日焼けの原因となるのは「紫外線A波」です。
紫外線B波はガラス一枚挟むだけでも大幅に減らすことができ
ますが、紫外線A波は窓ガラスやカーテンなどを透過してしまい
ます。このA波が引き起こす化学反応によって、家の中の床、壁
、家具、家電、ファブリック類などが変色、退色してしまいます。
☆紫外線対策
紫外線が家の中に入り込む大きな入口である窓ガラスの内外に、
カーテンに加えてもうひとつ紫外線を遮るフィルターを設けると
効果的です。例として、屋外に設置する「サンシェード」や、昔
ながらの「すだれ」などが挙げられます。
また、建物壁面も蓄熱予防に、ゴーヤーやアサガオなどのツル性
の「グリーンカーテン」を育て、日焼けの他植物の葉の蒸散によ
る気化熱による気温低下を期待する方法もあります。
2018/07/13