住宅の地震対策。
4月の熊本地震発生後、住宅の耐震性や安全性への関心が高まっております。
良い家の一番の条件は、何と言っても「家族の命を守る」こと。
地震の多い日本では特に、地震に強い家づくりが重視されます。
地震に備える住まいの知識をご紹介致します。
■建物の地震対策
建物を地震の揺れから守る構造形式は、「耐震・制震・免震」の3つに分かれます。
以前は、主に高層建築物に用いられていた「制震」や「免震」の技術は、今では
一般住宅にも用いられるようになってきます。それぞれの特徴を見てみましょう。
■耐震構造
耐震とは、揺れに対して耐えること。現在、もっとも一般的で、もっとも多くの
住宅で採用されている構造です。壁や柱を強化したり、補強材を入れることで建物
自体を堅くして振動に耐える構造です。
■制震構造
制震とは揺れを制すること。建物内にダンパーと呼ばれる振動軽減装置を設置し、
地震のエネルギーを吸収し、揺れを抑制しながら耐える構造です。
■免震構造
免震とは、地面の揺れを免れること。建物の足元に免震装置を設け、地震の揺れ
そのものを建物に伝えないようにする構造です。
2016/06/16