家づくりのワンポイントアドバイス~収納計画①~
家の間取りを考える上で難しいのが「収納計画」。実際に建てた人へのアンケート
調査でも多くの人が家づくりの後悔・失敗は「収納」と回答しています。
よく考えたつもりでも、実際に住んでみたら「収納が足りない」「収納が使いづらい」
ということは多いものです。
■まずは収納したい物をリストアップ
収納の場所や大きさを考える前に、まず家族の収納したいものがどれくらいあるかを
書き出してみましょう。「今あるもの」だけでなく「これから増えるもの・購入予定
のもの」もありますよね。そして、リストアップしたものを「誰のものか」「どこで
使うか」「どれくらいの頻度で使うか」を分類してみましょう。
■集中収納と分散収納
収納を考える時、物を一箇所にまとめる「集中収納」と物を使う場所に合わせて収納
する「分散収納」があります。リストアップしたものの中で、家族共通のものやお客
様用のもの、季節品など、比較的大きなスペースの「集中収納」へ。使用頻度の高い
ものや毎日着る衣類等は、各部屋のクローゼット等の「分散収納」へと仕分けをしま
しょう。
■適材適所へ
このように、収納する物の使用頻度や使う場所によって適した収納場所があります。
大きな収納スペースが1つあると便利ですが、何でもかんでもそこに収納してしまう
と、使うものを取りに行くのも戻すのも面倒になり、やがて使うものは使う場所に
出したまま・・・という結果になりがちです。収納スペースの確保はもちろん大切
ですが、大きさや数だけでなく、必要な場所に必要な大きさの収納を作ることが大切です。