屋根のかたちで印象は大きく変わる。
子どもが家の絵を描くと三角形の家を描きます。それだけ屋根のかたちは、
家のかたちに大きく影響し、人の目も引くものです。
屋根のかたちにはいくつかの種類があります。いずれも屋根の傾き(勾配)
や軒の出で、印象は大きく変わります。木造住宅は、基本的には傾斜のある
屋根になります。
屋根は地上から見上げるため、勾配を緩くすると屋根は見えなくなり、勾配
を急にすると屋根がしっかり見えます。最近は緩勾配にして屋根を見せず、
軒の出も少なくした軽やかなデザインが増えています。
ただし屋根の勾配で雨の流れる量が決まるため、緩勾配にするときは注意が
必要です。3寸勾配が、雨の流れの心配もなく、きれいに見えるのでオススメ
です。
いろいろな屋根のかたち
寄棟(よせむね)4面全てに軒が出るため、外壁が汚れにくい点がメリット。
切妻(きりづま)昔ながらの屋根形状で、防水性も高い。
陸屋根(りくやね)平の屋根で、木造住宅の場合、防水に不安があるため特殊な
防水工法で対応する。
片流れ(かたながれ)最もシンプルで、防水性も高い。
2017/03/03