床材選びのポイント。
■種類豊富な床材
床材にはカーペットなどの繊維系床材、クッションフロアなどの塩ビ系床材、
フローリングなどの木質系床材、他にもコルクタイルや天然素材など、とて
も多くの種類があります。
特に靴を脱いで室内に上がる日本では、直接床に座ったり寝転んだりするこ
とも多いので、床材の手触り、足触りが床材を選ぶ上で重要なポイントにな
ります。それぞれ特徴が違うので、部屋の用途に合った床材を選ぶことが大
切です。
■感触をチェック
普段、スリッパを履く生活をしていても、夏場は素足で過ごしたり、床に直
接座る機会もありますね。特に赤ちゃんや子供は床に直接肌が触れる機会は
多いもの。見た目や雰囲気は同じようなカーペットやフローリングも、素材
や構成によって全く違ったものになります。出来ればカタログや小さな見本
だけでなく、モデルハウスやメーカーのショールームで実際の足触りを体験
してみましょう。その際は、ぜひスレッパを脱いだ状態で歩くことがおすす
めです。足に触れた時の硬さや柔らかさ、温かさやひんやり感など、微妙な
感触の違いが分かりやすくなります。
■機能面をチェック
床材に求められる機能は、①丈夫である②水に強い③滑りにくい④音が響き
にくい⑤掃除しやすい などが挙げられます。どの条件を優先するかは部屋
の用途によって違いますが、キッチンや洗面所のように、濡れたり汚れが付
きやすい場所では、耐水性や汚れの落としやすさ等の機能性を重視して選ぶ
と良いでしょう。
■デザイン面をチェック
部屋のインテリアは基本的に、床→壁→天井という順に明るい色を使うと、
天井が高く見え圧迫感がありません。部屋の壁や天井との調和を考えるこ
とも大切です。同色系でまとめると落ち着いた感じになり、反対色で組み
合わせる活動的なイメージになります。