住宅ローンに関する諸費用 VOL1
住宅ローンに関する「諸費用」には、契約内容によっても異なりますが、
物件価格の約1割が目安と一般的に言われております。
売買契約(請負契約)締結時や金融機関との金銭消費貸借契約時、引渡
し時、入居時などそれぞれに費用が掛かります。
住宅ローンに関する諸費用として、「印紙代」、「融資事務手数料」、
「抵当権設定登記費用」、「抵当権設定登記手数料」、「住宅ローン
保証料」、「団体信用生命保険料」、「火災・地震保険料」などの費用
が必要になります。
◆印紙代
印紙代とは、住宅ローンを借りる時に、「金銭消費貸借契約」を金融
機関と締結しますが、これらの契約書を締結する場合に、印紙税を必ず
納めなければなりません。契約書1通ごとに収入印紙を貼り、割り印
をすることで印紙税を納めたことになります。
また、住宅や土地を購入する時に締結する売買契約書や請負契約書にも
同様の印紙税がかかります。
<具体例> 住宅ローン借入額:1,000万円~5,000万円の
金銭消費貸借契約書に貼る印紙税額は、20,000円の印紙になります。
◆融資事務手数料
融資事務手数料とは、融資を受ける金融機関に支払う事務手続きの手数料
です。金融機関によっては不要のところもあります。
費用については、金融機関によって異なりますが、平均的な手数料額は、
3万円~5万円程度が一般的です。(例:福岡銀行は、5,4000円)
また、フラット35の場合、定額タイプ(108,000円)と定率タイプ
(融資額の2.1%)となっております。尚、定率タイプは事務手数料が
高くなりますが、その分金利が定額タイプより低く設定されております。