家づくりのワンポイントアドバイス 収納計画②
☆見せる収納・隠す収納☆
収納仕方には「見せる収納」と「隠す収納」があります。モデルルームなどでは、
壁一面のオープンラックに、インテリア雑貨や本・雑誌などを素敵に飾っている
収納をよく見かけますね。
このように「見せる収納」は物も置きやすく、取り出しやすく便利なようですが
収納の仕方次第では、ごちゃごちゃした印象になってしまうので注意が必要です。
■見せる収納のポイント
見せる収納で大切なポイントは3つです。
①色使い ②物の分量 ③物の並べ方
□色をそろえる
収納する物の種類は様々でも、色のテイストを合わせるだけでまとまりのある印象
になります。使う色は3色までにするとまとまった印象になります。使用頻度の高
い細かくごちゃごちゃしやすいものは、カゴ・ケース・箱などに入れて収納すれば
スッキリとした印象に。カゴやケースも同じものや素材や色が合ったものを選びま
しょう。
□物の分量
色や素材が揃っていても、物を詰め込みすぎると見た目も悪くなり、圧迫感も出て
きます。オープンの棚の中でも、実用的なものを収納する場所と飾る場所を作りま
しょう。下の方に実用的なものを、上の方にはインテリア雑貨など、飾りの部分を
作ると、視線を集める「見せ場」を作れます。飾りも量に注意して、ゆとりをもっ
て飾りましょう。
□物の並べ方
例えば本や書類の場合、置いたものの全面を揃え、高さの差も目立たないように並
べましょう。下の方には目一杯収納しても、上の方の段は隙間を作るようにすると
圧迫感が出ません。また、色の濃いものを下の方に、上に行くほど薄い色にすると
安定感が生まれます。